ずれていく
書き始めて思うことをわあっと書きます。
1・書いているうちに思い出す
一つのエピソードのうち10/100くらいの記憶から書き始めると、
70/100くらいを思い出す。
2・書いているうちに話がずれていく
増えた50/100の記憶が違う意味や文脈をひっぱってくるのか、
勘だけで書き始めると言いたいことがずれ始める。
そうして、何かをそぎ落とし、何かを付け足し、
自分は何か言いたかったのかの落とし所を探す。
これは、論文を書くときにはまったく評価されない方法です。
少なくとも、私のいた研究室では、
ものをみてから問い・主題を立て、材料を揃え、構成を決めてから書き始めるのがよしとされます。
しかし、何が言いたくなったかわからなくなったひとは、
まず書いたらいいと思います。
文章が書けなくなった時期があります。
何を書いても、
間違いではないか、
見識が足りないのではないか、
何もいっていないのと同じではないか、
そう考えて、書いては消しを繰り返すうちに、
とうとう何も書けなくなりました。
そんなことは初めてでした。
だからこそ、書いているうちに何かが繋がって広がる今の状況が、新鮮です。
もっと、書きたいと思う。
落とし所を探しながら、どうなるかわからない言葉を追って楽しんでいます。