2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

花とご飯と本と

4月23日はSant Jordiというと初めて知りました。 これは、スペイン・カタルーニャ地方の祝祭日で、 女性に花を、男性に本を贈る日だそうです。 花は美と教養、本は愛と知性の象徴とのことですが、 女性にだって男性にだって、花でも本でも贈ったらいいじゃな…

幽霊は本心を語るか

やなぎもとゆうり、という名前にしている。 本名ではない。 これは「柳の下の幽霊」の下手なパロディーで、 幽霊から言葉を託されるように書きたい、と思ったからこの名前にした。 なぜ幽霊か。 それは、幽霊の姿を借りてなら本心が書けるのではないかと思っ…

あらゆるところで起こる比例

誰にどうぶつけたらいいかわからない感情を、 メールもラインもツイッターもない時代の人たちはどう消化していたのだろう。 ありきたりな物言いだけど、 携帯を見、メールやラインの宛先を探し、 個々の顔を思い浮かべては、 仕事忙しいよな、平日の晩だしな…

泳げない者は水面の遠さを覚えている

息がつまる。息ができなくなっていることに気づく。感覚的に捉えたことば、ハッと惹かれたことば、疲れたときのため息のようなことば。漏れ出ようとすることばが行場を失う。立派なことが言いたいわけでもない。綺麗な写真があるわけでもない。人を明るくす…

言葉にならないもの、あるいは

仕事では、ひたすら言葉と対峙しています。 書かれている内容が正しいか、読み手に伝わるように書かれているかをチェックするのが仕事です。 本を読むのが好きで、ご飯中や通学中も本を読もうとして、 度々行儀が悪いと怒られました。 さすがにご飯を食べな…